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さびし野の功績 {リンク先は、ネタバレを含みます }; エクスプローラー 功績 報酬 達成条件 さびし野の要塞 公正+1 指定された9つの名所を探し出す ガルス・アガルウェンの探索 自信+1 指定された6つの名所を探し出す グリムフェンズ 自信+1 指定された2つの名所を探し出す 風見が丘での探索 知恵+1 指定された4つの名所を探し出す ロア 功績 報酬 達成条件 名声 功績 報酬 達成条件 孤独な旅の物語 博愛+1 さびし野でのクエストを完了する(累積15件) 孤独な旅の物語(上級) 同情+1 さびし野でのクエストを完了する(累積30件) 孤独な旅の物語(最終) 理想+2 さびし野でのクエストを完了する(累積45件) スレイヤー 功績 報酬 達成条件 オークを屠る者 称号:さびし野の王者 さびし野のオークを倒す(60体) オークを屠る者(上級) 勇気+1 さびし野のオークを倒す(120体) ガウント・マンを屠る者 称号:死者の敵 さびし野のガウント・マンを倒す(40体) ガウント・マンを屠る者(上級) 慈悲+1 さびし野のガウント・マンを倒す(80体) クモを屠る者 称号:蜘蛛の禍 さびし野の蜘蛛を倒す(60体) クモを屠る者 名誉+1 さびし野の蜘蛛を倒す(120体) ゴブリンを屠る者 称号:ゴブリン斬りの さびし野のゴブリンを倒す(60体) ゴブリンを屠る者(上級) 勇気+1 さびし野のゴブリンを倒す(120体) ボグ・ルーカーを屠る者 称号:沼地の狩人 さびし野のボグ・ルーカーを倒す(60体) ボグ・ルーカーを屠る者 誠実+1 さびし野のボグ・ルーカーを倒す(120体) ワーグを屠る者 称号:ワーグ狩りの さびし野のワーグを倒す(60体) ワーグを屠る者(上級) 不屈+1 さびし野のワーグを倒す(120体)
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このページはこちらに移転しました 彼女と猫 作詞/44スレ542 冷たい 冷たい 鳴き声が聞こえた 黒いその体は 静かに横たわる 暖かい日溜まりで名前を呼ぶ彼女 それに答える声は もうなくなった 綺麗なままの餌皿と 彼が生きた数の線香と 枯れ葉の上 目を閉じ悲痛に歪ませて 硬くなった体に体温はもうない 真っ赤な首輪を手にして少し揺らしてみた 微かに鳴る 鈴の音に彼女は痛く笑う 土の中は冷たいですか? 何を想うのですか? 彼女が書いた最期の手紙を そこに置いておくよ (このページは旧wikiから転載されました)
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脳内彼女(イマジン・ガール)とは、恋天使「愛欲の創造主」空理英太が使用する能力(参照 [[邪気眼まとめ避難所 http //www.wikihouse.com/jakigan/index.php?FrontPage]])。 [[フブキン]]はこの能力で脳内幼馴染を創造していると見られる。 中学校の頃、彼女が欲しかった。そんな思いが高じた俺は、彼女を「創った」。 俺の妄想の中で彼女ができた事になった。 初期。 雑談があるたびそれとなく、それとなく、恋愛の話題に変え、 それとなく、それとなく「そういえばxx君(俺)ってさ、彼女居る?」的な質問が出るよう 場の流れを掴む。そして、居る事をアピール。 居ると直接いうと問題だと判断し、「あ、い、いや居ないよ!?」と焦ってみた。 きっと「あ、こいつホントは居るな…」と思ってくれるんだろうと思って。(いや無理だろ) 今思えば、文書にまとめたわけでもなく、全て妄想&でまかせで良くもあそこまで完璧に 独りの人間を作ったもんだと感動するほど徹底した。 誕生日から過去、ふたりでした雑談に癖、仕草、趣味…。そして口癖や趣味は、 やはりカプールだと影響されあうだろうと、自分でも変えた。 中期。 次は物的証拠。、自分の誕生日には自分で自分宛に、彼女からのプレゼントを買った。 バレンタインデーは2つ隣の街のデパートに行き、目撃の無い事を確認しチョコを買いまわっ た。 修学旅行でお土産を買う際は、彼女の分も買った。これみよがしに女子に 「あのさ、女ってどういうおみやげ貰うと嬉しいかな。いや判らんくて…」とか 質問して選んでもらったりもした。金は飛んだ。 「彼女からの手紙」は学校の違う、昔からの知り合いの女子を巧く騙し(いや、ばれてたろうが) 書いてもらった。自身その字の癖を徹底的に研究し、2つの筆跡を使い分けられるようにまでなった。 もう「彼女からの手紙」を自作・量産できる。完璧だった。マジで。文体も筆跡も全然違うテキストを書きこなせた。 後期。 証言、物的証拠の次は経験や価値観だ。二人分の価値観・経験が混ざるべき時期似、 独り分しかなければやはりおかしい。女性向雑誌、少女漫画、ドラマ、芸能、文学、 あらゆるジャンルで、自分の中にもう一つの視点、もうひとつの価値観を創った。 ついでに、物的証拠をもう1段階生々しくすべく、上記の女友達を騙して(いやバレてたが) 例えば電話の会話っぽい物を録音、家の電話前でタイマー再生→電話を通した声を録音、 それを入れたウォークマンを隠し持ち、公衆電話の受話器を取る→音量最大で、イヤホンを 受話器近くに伸ばす→まるで彼女と電話しているような。 晩期。 凄いの。マジ凄いの。彼女が見えるようになった。 触れたし、会話できたし。俺の部屋に良く遊びに来てくれたんだわ。マジで。 俺、毎晩毎晩話してた。テスト勉強してても、問題ひとつ解いたら横を見て、 「この問題難しく無い? って解けてるし。お前は頭いいからなー…全然俺判らんし。 しかし悪いななんか。勉強教えてくれっていきなり読んだりして」 って話しかけたりね。毎日毎日。 救いと言えそうなのが、あらゆる点で協力してくれた件の学校違う女友達が、 バレた上でも協力してくれ、しかもバレた上でも今まで通り仲良くしてくれた事だ。今も仲良い。 …というのは一般的には不幸中の幸いに見えるだろうが、 バレたか!?と凄い動揺した時に 「いや判ってたから…っていうか誰だって判るよ…。あんま悪い事しないようにね」 と苦笑いされたあの時の俺の気分といったら…死のうと思ったね。縄と台用意したもん。マジで。 そして仲良いとは言うけど、今も会うたび、心の中ではあざ笑ってるのでは、いや笑ってなくても、 だめにきまってwjyhれいhじゃt「hy9えー「お9hgと その女友達に協力してもらって様々な会話を録音し、 細かく分けてMDに録音、リストを作成し壁に貼っておく。 クラスの友人が電話かけてきた時に、MDを、音量大きめにして、 トラック02→08→12で「ねえ」「ちょっと台所借りてていい?」「…あごめん電話中か…」。 こうする事によって、電話してる友人から「今後ろの声誰?」。 そして俺は「いや、誰でも無いって。ていうか声なんてあった?」と精一杯動揺して。 次の日にはクラスで、彼女に飯を創らせてたと噂が流れてるって寸法だ。 いやー、他にも色々やったやった。マジやった。 死にたい… 広告下げ用
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会食彼女 (「偽装彼女」シリーズ・短編) 学生街のファミレスは安くて美味い。 奥のボックス席に向かい合わせに座り、俺がステーキののったハヤシライスを、相手は マグロのづけ丼を注文。ほっそりした清純派美少女がデート中に頼むモノではないが、現 役男子高校生は腹が減るのだ。 割に合わないドリンクバーはスルーし、代わりにシーザーサラダの大皿をシェアして食 べる。 白いハイネックや真新しいえんじ色のワンピースを汚さないようにか元々お行儀が良い のか、嫌味がない程度のテーブルマナーで須藤はドレッシングのかかったレタスを取って いく。ベーコンもクルトンも半分こ。 俺も腹が減っていたのでそれなりに食べながらではあったが、初めて見る奴の食事風景 を楽しんだ。大人しそうな見た目でも中身は年相応に食欲旺盛。白いドレッシングが赤い プルプルの唇に付いて、エロいなあと思ってたら舌先で舐めてしまった。 フォークを口に運ぶ手つきは危なげないどっかのお嬢様そのものなのに、食べる量はや っぱり同級生の野郎だった。 愛想のないウェイトレスも気にせずに、運ばれてきた料理をモリモリ食べる。トロ盛り もメニューにあったので「マグロ好きなの?」と聞くと、「一番食べやすい」と短く返し セットの味噌汁を音をたてずに啜った。シジミは美容に良さそうだ。 俺の食べるデミソと半溶けチーズが絶妙なハヤシライスもなかなかだが、上にのった肉 が特に美味かったので丼と少し交換する。ニンニクだか玉葱だかのソースが絡まってて、 噛むと肉汁がジュワッとして、ステーキだけでも美味い。奴の食べてた飯盛も、甘すぎず しょっぱすぎない醤油だれが染みてて飽きがこない感じ。 もりもり平らげてデザートを注文。どうせあとで俺の部屋でレシート付き合わせて割り 勘するので、お互い食欲のおもむくままだ。 「美味かったー」「うん」と空の皿を見送り、俺のパフェが来たあたりで色気のなさに ようやく気付く。これじゃあ部活帰りのスポーツ少年だ。 締めは洋風なのか、自分の注文したホットケーキを待つ須藤に声をかけた。 「来るまで食べる?ほれ、イチゴあーん」 「…要らない」 首を振って水を含み、厨房を気にする優等生。エロい意味じゃなく落ち着きない様子は なかなかレアな気がする。 「今焼いてんだろうから、一緒に食いながら待ちゃ良いじゃん」 「一人で勝手に食べてろよ」 俺にはうるさそうに吐き捨てて、出てきたウェイトレスを目で追う。仏頂面の女の手元 を凝視してから期待が外れたような顔をした。残念、別のテーブルのだったみたい。 「…ホットケーキ好きなん?」 なんとなく聞いてみただけなのにピクリと肩を震わせて、見向きもしなかった俺にゆっ くり向き直る。気にしてないよぅ、単にちょっと見てみただけだものー、とその仕草で超 アピール。わざとらしすぎだ。 「いや、そんな…それほどでも、ないけど」 「じゃあこのパフェと交換して良い?」 「………」 「…好きなの?」 あきらめたように首肯する女装イケメン君。別に気にするほどのことでもないと思うの だが、ウキウキしてたのが俺にバレて悔しいみたいだ。 そんな顔して、俺がつつかないわけがない。 「へぇ~」 アイスの層を終えてパイ生地にスプーンを差す。コーンフレークだと裏切られた感がある んだけど、こっちのサクサクは食べごたえがあってかなり嬉しい。 「ユカちゃんはホットケーキが好きなんだぁ?可愛いですねえ~」 「っ…お、お前だってそんなん食べてるじゃないか!」 人目を気にして、押し殺した声で反論してくる。赤いヘアピンでセミロングのサイドを 留めてるから、赤らんだ目の縁がよく分かった。 「いっつもツンツンしてるのに、フワフワのケーキが好きだなんて、ユカちゃんってば面 白いなあ。今度ケーキバイキング行こっか?」 「別にケーキ全般が好きなんじゃない!ホットケーキ!」 「おまたせしました」 素敵なタイミングで店長っぽいおっさんが、自ら宣言した少女の前に湯気のたつ皿を置 いた。ご立腹だった奴は途端に俯き、小さな声で「ありがとうございます」と言う。 「ごゆっくりどうぞ」 その愛想の良さを店員に分けてやってくれと言いたくなるような笑顔で、おっさんは伝 票を置いて離れて行った。 「食べないの?ずっと待ってたのに」 「…うるさい」 しばらく下を向いてたが、生クリームとストロベリーソースをパイのかけらと混ぜなが ら見ていると、おもむろに白い手がナイフとフォークをそれぞれ掴んだ。 二段重ねの厚いホットケーキに、バナナとイチゴが生クリームとチョコシロップに飾ら れのっかっている。下段には何も塗られてないのか、メイプルシロップの小さなポット付 きだ。 コテコテしたのよりシンプルなのが好きみたいで、大きな皿の中で慎重に上段をずらし、 何も付いてない生地を一口分切る。そういえば、普通のホットケーキはメニューになかっ たかもしれない。 きつね色に焼き上がった湯気をたてるそれを、軽く息を吹きかけてから食べる。キスす るみたいにすぼめられた小さな唇が開かれ、ぱくりとケーキを含んだ。 もぐもぐ、ゴクン。向かいの俺を気にして無表情を装ってはいるが、皿の上を見つめる 奴の顔は意中の相手に薔薇の花束をもらった少女のようだ。なまじ顔が良いから、無駄に 背景を描き込むことができる。 黙々と食べ進める奴を見ながら俺はパフェを完食。水を飲んでから、上段を果物をのせ たまま品良く切り分ける相手に再び声をかけた。 「一口もらって良い?」 「………は?」 うわ怖い。なんか怖い。お楽しみを邪魔された奴の背景から点描や花柄トーンは消え、 社会の底辺でも見るような目で俺を射る。彼女のこんなまなざしなんて初めてっ! 「だって、ユカちゃんてばすんごい嬉しそうに食べてんだもん。下のが好きみたいだから 、俺は上のでいっから」 「……仕方ないな」 奴が折れたのは、絶対セリフの後半部分のせいだと思う。 「あ、違う違う」 テーブルのペーパーナプキンでフォークを拭い、ナイフとそろえて皿と共に差し出そう としてきた奴を制止する。 「食べさせてよ」 「…はぁ?」 いよいよ彼女、いや彼の目つきは厳しくなった。 「お前、気は確かか?そんな…は、恥ずかしい真似できるか!」 押し殺した声で冷たいことを言うので、俺は大げさに溜め息をついてみせる。 「あーあー、ユカちゃんこないだアイス食べた時は『食べさせて』って甘えんぼさんだっ たくせに、俺にはしてくれないんだ?覚えてる?こないだ『あーん』ってさぁ…」 「わ、わかったから!わかったから声大きい!」 カウンター席の客に興味本位に振り返られてるのに気付き、慌てて皿を引き寄せた。先 ほど切り分けたのにたっぷりクリームとイチゴをのせてくれる。 そろりと掬い上げ、俺の口元へ。離れているので中腰になって身を乗り出してきた。ソ ファでなければ、裾の短いワンピの中が丸見えだったろう。 「……ほ、ほら。早く食べろよっ」 羞恥にフォークを持つ指も、その下に添えた手も震わせながら黒髪美少女は促す。 「俺がやってあげたの覚えてる?同じみたくしてよ」 「………そ」 「……忘れたんなら再現してやるけど」 「ぁ……っあーん!ほら、あーん!」 「そんなのできるか」と紡ぎかけた唇を震わせながら、奴は憎い相手に甘いホットケー キを差し出した。 「はい、あー…」 チョコシロップの染み込んだ生地に食らいつき、咀嚼する。舌でつぶせるイチゴの酸っ ぱさがクリームの甘みとマッチしていて、なるほどたしかに美味い。ほんのちょっぴり塩 味のあるホットケーキ独特の風味が、とってもノスタルジーだ。 差し向かう相手は、白い頬を上気させた黒髪美少女。カウンター席の横を通れば誰もが 注視してきた、そんな誰もが羨む「女の子」に恋人ごっこをさせている。 学校ではクールな王子様の須藤豊が、女装して同級生の野郎とファミレスデートだなん て、誰が知ってるというのだろう? 恥ずかしさに先程までの満足感もすっかり吹っ飛んでるっぽい相手に、俺はニッコリ笑 って「ごちそうさま」と言う。 「…んじゃあ今度は、バナナんとこが食べたいなあ?」 腹が減ってたからこの配置で座ったのだが、なかなか悪い選択じゃなかったみたいだ。 (おしまい)
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【『彼女』】 【作品名】ドラグネット・ミラージュ 【名前】『彼女』 【ジャンル】ラノベ ttp //www.jade.rm.st/asukai/ranobe/kanojo.html 【備考】主人公に敵対、特に和解もせずに戦いを続け死亡した 簡易 【名前】『彼女』 【属性・大きさ】吸血鬼・成人女性大 【攻撃力】頑丈な鉄格子を素手で破壊。サブマシンガンで無傷の鎧の襟をへし曲げる。 【防御力】10丁のサブマシンガンに射撃されても活動可能。切断はされる。電車に引かれて細切れになり死亡。 【素早さ】移動、反応は獣並み。 【特殊能力】自分の姿をぼやけさせる幻術。気で察知するのも不可。赤外線ゴーグルは騙せない。任意発動。 黒衣と髪で相手を捕獲可能。達人が動く間もない速度。射程数M。 気配察知可能。赤外線視認可能。再生可能。銃弾程度なら10秒ほど。切断レベルは吸血しないと無理。 いわゆる吸血鬼の弱点は持っていない。時刻が夜の状態で参戦。 【作品名】ドラグネット・ミラージュ 【名前】『彼女』 【属性】異世界で吸血鬼と呼ばれる存在 【大きさ】成人女性並 【攻撃力】殴って金属製のストレッチャーを真っ二つにひしゃげさせる事が出来る サブマシンガンの連射でも無傷の鎧と、同じ材質で出来ているだろう 短剣の切っ先を噛んで180度曲げる事が出来る 殴って成人女性程の大きさの人をデスクをなぎ倒させ、5フィートは飛ばす事が出来る サブマシンガンの連射でも無傷の鎧と手甲でガードしていてもあまりの衝撃に動けなくなる サブマシンガンの連射でも無傷の鎧の襟部分を握ってへし曲げる事が出来る 爪の一撃で盾にした散弾銃をくの字に歪ませる、頑丈な鉄格子を素手で破壊出切る 【防御力】蘇生直後に鉄をも寸断する気の篭った斬撃で左腕を斬り飛ばされた後、 側頭部、首、肩、腕、胸、他数カ所に自動拳銃の銃弾をくらっても普通に行動可能 10人を超えるSWATからサブマンシンガンによる射撃を頭から足まで くらいまくりながらも行動可能、最低でも数百発以上はくらっている その後に,脇腹を切られて、閃光手榴弾により止まった所をカービン銃の 連射を胴体に二十発近くくらい九mm拳銃弾を30発ぐらいくらって、 三八口径弾を5発くらってもまだまだ戦闘可能だが、その後に電車に細切れに轢かれて死亡 【素早さ】少なくとも達人以上、獣並の反応,移動、戦闘速度 達人の斬撃を飛び退がって回避し、達人の短剣による刺突を噛んで止める 約10mの距離から軍人上がりの警察官によるカービン銃のフルオート射撃 を跳んで回避して、コンマ数秒で接近する 【特殊能力】 ヴァウ・エ・デイエ:自分の姿をぼやかせ、曖昧にする幻術 自分を見ているものの目をくらます効果がある、普段は衣服の形をしている 気を察知する相手にも悟られなくする事が出来る、すぐ隣に立たれていても気付かないレベル 「白い裸身がふらりと揺れ、その姿が曖昧になる。全身が高速で振動するかのように、輪郭がぼやけたのだ。 自分の目の焦点が狂ったのではないかと、ティラナは疑った。違う。吸血鬼の他ははっきり見えている。 だが相手が右へ動いているのか、左へ動いているのかよくわからない。身の危険を感じた。どちらへ動くべきか? わからない。ここは賭けるしかない―――――」 上記は蘇生した直後に使った幻術 夜に使う幻術は10人を超えるサブマンシンガンで武装したSWATに囲まれても無傷で殲滅できるレベル 闇になれた気を感じる事の出来る達人の目を持ってしても位置が分からなくなる しかし、赤外線ゴーグルの目は騙し切れない 思考発動、相手が自身を見ている限り効果範囲の限界は無い様子。 赤外線を視認出来る、月も出ていない暗闇でも普通に行動出切る 黒衣と髪が生き物の様に動き対象を捕獲する事が出来る 数m程の距離で、達人の成人女性が動く暇も無く全身を緊縛され動けなくなった 気を感じ取って、見えない場所に居る人間の数を察知した 再生:首筋に叩きこまれた銃弾の傷が会話する10秒やそこらの時間で完全に直った 左腕の切断等の深い傷の再生は相手の血から気を吸い取る必要がある 【長所】タフ、幻術 【短所】名前が出てこなかった 【備考】真昼間に戦っていた過去の記憶から日の光は効かないと判断できる そもそも語源は『夜闇を歩く者』から来ているので吸血鬼の弱点は無いと思われる 知能が高い、1~2時間ほどで地球の英語を学び取ることが出来た 【戦法】夜の状態で参戦、ヴァウ・エ・デイエを使いながら接近、 黒衣や髪で相手を緊縛したり格闘したりする 4スレ目 401 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2007/08/13(月) 21 14 51 『彼女』考察 幻術とマシンガン以上の攻撃力 電車に轢かれたら死亡 獣並の反応 桐山 普通に勝てる ○ 豪鬼 同上 ○ ドグラー 倒せないが負けない △ ジオダンテ 全方位ビーム負け × リザードイチ ユニバーサルテイル負け × ウボォーギン 普通に負け × ジオダンテ>ドグラー=『彼女』
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彼女と猫 作詞/44スレ542 冷たい 冷たい 鳴き声が聞こえた 黒いその体は 静かに横たわる 暖かい日溜まりで名前を呼ぶ彼女 それに答える声は もうなくなった 綺麗なままの餌皿と 彼が生きた数の線香と 枯れ葉の上 目を閉じ悲痛に歪ませて 硬くなった体に体温はもうない 真っ赤な首輪を手にして少し揺らしてみた 微かに鳴る 鈴の音に彼女は痛く笑う 土の中は冷たいですか? 何を想うのですか? 彼女が書いた最期の手紙を そこに置いておくよ
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彼女に幸せを 【投稿日 2006/03/09】 カテゴリー-荻ちゅ関連 結局私は何も手に入れられなかった。 あの男は去った。私の目論見どおり。 でも荻上は帰ってこなかった。 かつては信頼と愛情に満ちていた目にこもるのは不信とおびえ。 それはそうだろう。 彼女を裏切ったのは、彼女を利用したのは、間違いなくこの私なのだから。 あの男にした事には一片の後悔も無い。 そうされて然るべき事をあの男はやったのだ。 悔いがあるとすれば、それはあの男の器量を見誤ったこと。 秘密を自分の内に閉じ込められず、無様にも親にすがりつき、逃げ出してしまった小さな男。 そして問題を内輪で片付けられず、公にしてしまうその親。 よく出来た親子と言うべきだろう。 彼女には一片の非もない。道具に非などあるわけが無い。 責められるべきは私。 だけど名乗り出る気など毛頭ない。 私にも守るべき立場がある。 それにこれは彼女への罰とも言える。 おびえるがいい。疑うがいい。苦しむがいい。 そして気付け。お前の味方は私だけだ。 今日も荻上はヘッドホンで耳をふさぎ、ノートに向かっている。 だが私は知っている。彼女が常に聞き耳を立てていることを。 臆病な彼女には周りから孤立して生きることはできないのだ。 そんな彼女を観察しながら、くだらない会話をする。 「…ホモ上…」 どこかのバカの声がする。苛つく。彼女の事を何も知らない奴が彼女を語るな。 「だれだ、今言った奴!!」 立ち上がって怒鳴る。誰よりも自分が驚いている。これは私のとるべき態度ではない。 彼女が立ち上がり、教室を飛び出す。追いかける。追いかけながら後悔する。 これではだめだ。これでは私が彼女を追い詰めてしまう。 後ろを振り返る。まだ誰もついてこない。役立たずども。 再び彼女を追いかける。見失うわけにはいかない。 …ようやく彼女の行く先の見当がついた。屋上だ。 『なんとかと煙は高いところが好き』なんて言葉を思い出し、軽く笑う。 私から逃げきれるつもりなのか? 屋上への扉にたどり着く。呼吸を整える。落ち着いて、慎重にやるのだ。 ノブに手をかけると、後ろから声がする。 ああ、文芸部で妙に私に懐いている奴だ。酷く息を切らしている。 この方が余計な事を言われずにすむと思い、そのまま屋上に出る。 彼女はフェンスにしがみついて外を眺めている。 胸が高鳴る。直接話し掛けるのは久しぶりなのだ。 「荻上さん、大丈夫?」 優しく声を掛ける。もういいだろう。彼女を許そう。彼女は十分苦しんだ。 彼女がゆっくり振り返る。私は優しく微笑みかける。泣いていたのか彼女の目が赤い。 私はゆっくりと近づく。彼女はおびえている。さあ、戻ってきなさい。 私はゆっくりと近づく。彼女はおびえている。優しく受け止めてあげる。 私はゆっくりと近づく。彼女はおびえている。そしてまた仲良くしましょう? 「荻上!!」 あと数歩、というところで隣の馬鹿が大声を出す。 彼女は体を震わせると、叫びながらフェンスをよじ登る。 駆け寄る。 大丈夫、間に合う。 そして 彼女がフェンスのふちに足を掛けた時 私の指が 彼女の背中を 押した。 …すぐ下に大きな木が立っていた事もあって、彼女は軽傷で済んだ。 そうして私と彼女との絆は切れた。 彼女は部をやめ、卒業するまで私と一言も口を利かず、私と違う高校に進学した。 卒業式の日、私は馬鹿を呼び出して犯した。 馬鹿は泣き叫んだが、知ったことか。お前が悪いのだ。 お前さえいなければ私は荻上を取り戻せたのだ。 馬鹿は醜かった。荻上は可愛かった。 馬鹿は馬鹿だった。荻上は賢かった。 馬鹿の声は耳障りだった。荻上の声は心地よかった。 私はいつの間にか泣いていた。馬鹿が私を抱きしめて言う。 「大丈夫。私はずっとあなたの傍にいるから…」 ふざけるな。私が欲しいのはお前じゃない。お前など荻上の足元にも及ぶものか。 私は小説を書くことをやめた。 自分で見ても不出来な作品を絶賛されては、書き続けることなどできなかった。(馬鹿のせいだ) それでも「ヤオイ」とやらから離れられなかった。 それが荻上と残した唯一のものだったから。 馬鹿はどこまでも私にくっついてきた。高校にも大学にも。 そして私たちは今東京にいる。 馬鹿がコミフェスに行きたいとごねたからだ。 見て回る。 私は買う気などない。冷やかしだ。馬鹿は一人ではしゃいでいる。 そして見つけた。 彼女だ。間違いない。 鼓動が早くなる。 足を踏み出そうとして肩に手がかかる。振り返ると馬鹿が不安げに私を見ていた。 生意気な馬鹿め。あとでお仕置きだ。 鼓動が静まる。私は一息つくと改めて彼女の元へ歩き出す。 「荻上…?」 声を掛ける。彼女が固まる。 隣で馬鹿が必要以上にはしゃぐ。うるさいだまれ。 「あ!これ荻上の本?スゴー!」 我ながらわざとらしい。 「まだ描いてたんだー」 うれしい。彼女がやめていなかった事が。私の見立てが間違っていなかったことが。 「買う買う!500円?」 「いーよ、あげる」 懐かしい彼女の声が心地よく響く。 「え、いーの?」「うん」「あんがと!」 ただこれだけのやりとりが楽しい。 隣の男に気付く。特徴のない、優しさだけが売りのような男。 「彼氏?」「違う!」「フーン」 否定する彼女。嘘つき。私を騙せると思ってるの? 「ま、いいや。同人誌あんがと」「ほんだら元気で。バーイ」 彼女から離れる。平然と。いつもどおりに。 馬鹿が傍に擦り寄る。 なぜか今だけは突き放す気になれなかった。 彼女は変わっていなかった。 昔と同じように頼りない男に捕まっている。 そしてまた放り出されるのだ。 それを繰り返して不幸になっていくのだろう。 彼女はバカだ。 そして私はもっとバカだ。 彼女が好きで 彼女と一緒に居たくて 彼女を幸せにしたくて 彼女を不幸にした。 たぶん二度と彼女に会う事はないのだろう。 今の私には全てを捨ててまで彼女を救おうとすることは出来ない。 だからせめて信じてもいない神様に祈ろう。 彼女の幸せを。
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「……レナ!魅音!沙都子!梨花ちゃん!詩音!……誰かいないか!?俺は前原圭一だ!誰か返事してくれ!」 草原を駆けまわる少年が、いた。 殺し合いの場で、大声で叫んで走り回るなんて自殺行為だ。彼もそのことは理解している。理解していても―――それでも、行動せずにはいられなかった。 自分のプライドが許さない。 自分の中の---正義感が許せない。 「俺は、殺し合いになんて、乗らない!首輪なんかに屈してたまるかよ!」 熱い少年の名前は、前原圭一。 雛見沢村で、奇跡を起こした少年だ。 何故、彼がここまで慌てているのか? それは、少し前、―――圭一が気絶から目覚める前にさかのぼる。 あの、青い髪の男の頭が吹っ飛んだ豪勢な部屋。 圭一が目覚めてすぐ、あの男が言った『殺し合い』の言葉。 初めは夢でも見ているのだと思っていた。寝ぼけていたのだ。 しかし、あの男が知らない青年の首を飛ばしたことで、完全に目が覚めた。 首輪を爆発させたのだ。 しかも―――あの青髪の青年と男は知り合いだったように見えた。自分の知り合いを殺すなんて―――しばらくはショックで茫然としていた圭一だったが、 その後の主催者の『魔法』を見ながら、ふつふつと怒りを煮え滾らせていた。 ―――ふざけるな。 ―――自分の知り合いを殺した挙句。『魔法』なんてものの実験台にするなんて、どういう神経してやがる! 今すぐにでも殴りに行こうと思ったが、しかし自分も殺されるのではないか、そう思うと恐怖で動けなかった。そんな自分に苛立っていた。 歯噛みしながら、視線をわずかにそらしたその時。 (……あれは、魅音……?) そこで、圭一は、魅音によく似た人物を見ていた気がしたのだ。 はっきりとそうか、と言われれば確信はない。しかし、別人だと完全に割り切れない程度には似ていた。 少なくとも圭一はあれを、魅音だと思った。 もしあれが魅音だったら―――魅音もこの殺し合いに巻き込まれている。 いや、自分がいて魅音もいるのなら、他のメンバーだってこの殺し合いにいる可能性は十分にある。 そう思うと、圭一は更に憤りを隠せず―――ここに連れてこられてすぐ、動かずにはいられなかった。 理性では危険だと分かっていても、止まってなどいられるはずもない。 それに、先ほどの部屋で何もできなかった無力感も同時にあったのだろう。 もし、自分が動かず、彼女たちも同じように首を爆発されたら――― そう考えると、恐ろしかった。 だから、圭一は叫ぶ。 圭一は走る。 仲間を探すために――― 会えるかどうかのあてはない。 危険だと言う自覚はある。 それでも、前原圭一は、止まれなかった。 ※ そして、彼は、一人の少女と出会った。 これは、彼が仲間を探そうとしなければ起こらなかった出来事であろう。 しかし、残念ながら彼女は圭一の言葉に応えたわけではなかった。 彼女は―――花畑の上にあおむけに倒れていたのだ。 ※ それに圭一はすぐに気付いた。 「……君、大丈夫か!?」 このまま、彼女を放っておいてはいけない。 その使命感からか、圭一は、すぐさまその少女に駈けよった。 緑色の大きめなツインテール。 どこかのアイドルだと言われても差し支えのない特徴的な衣装と、愛らしい顔立ち。 圭一は知る由もないが、彼女の名前は初音ミクという、ボーカロイド―――電子の歌姫である。 まさか、もう殺されているのでは―――という最悪な想像が頭をよぎる。 慌てて脈をとる。……大丈夫、生きている。それだけでまずよかった。 怪我もないので、おそらくまだここに来てから目覚めていないだけだろう。 ほっと安堵の息を漏らす―――が、しかしこんなところで気絶したままでは殺し合いにのった人間に殺されてしまうかもしれない。こんなに開けた広野なら尚更だ。 すぐに彼女を覚醒させ、一緒にどこかに逃げるべきだ。 いくら仲間を探したいとは言え、眠っている女の子を無視していけるほど冷酷には到底なれない。 圭一はそう判断し、彼女を起こしにかかった。 頭を打っているかもしれないので、強く揺さぶることはせず、肩を優しく叩く。 「……ん……」 やがて、少女が声を漏らした。 「気がついたか……よかった。大丈夫か?」 ほっとし、優しい声で少女に声をかける圭一。 「……んー……えっと、えっと、ここは―――」 瞳をこすりながら体を起こす少女。 未だ覚醒しきれていない様子でぼんやりと空を見上げながら呟き、 「……ここは……っ!」 途端、少女の顔色が変わった。 現実を、思いだしたのだ。 みるみる顔面蒼白になり、がたがたと震えだす少女。 「……っ、いや、いや、……嫌あああああ!」 「お、落ち着いてくれ!ここは危険だ、今すぐ逃げよう!」 おそらく、彼女は自分が見えていない。 ただ、自分が殺し合いの場にいることを思いだして―――あの青年の首が飛ぶ瞬間を思いだして―――パニックを起こしているだけなのだ。 「……いや、いや、兄さん、兄さん、兄さんっ!」 しかし、少女に圭一の声は届かない。 「ここで叫ぶと危険だ、だから落ち着いて!」 兄さん、とは、もしかしてあの時死んだ青年のことだろうか? となると、彼女とあの男は身内―――それならば、これほどにショックを受けても当然だろう。 わざわざ知り合いを見せしめにするなんて、と圭一は更に激しい怒りを抱くが、今は自分の感情より彼女が先決だ。 「落ち着けって!」 彼女の肩を引き寄せ、視線を合わせる。 びくんと肩を震わせる少女。初めて―――彼女は圭一の存在を認識した。愛らしい青色の瞳が大きく見開かれる。 「……い、いや、たすけっ」 「だから落ち着け!俺は殺し合いになんか乗っていない!本当だ!信じてくれ!」 「……や……あ……」 駄目か、圭一は舌打ちする。 兄が殺されたのだ、しばらくはショックで何も信じられない可能性もある。 でもそれでも、諦めない。 彼女が絶対に分かってくれると信じる。 諦めないことで―――今まで圭一は、『奇跡』を勝ち取ってきたのだから! 「聞いてくれ、俺が君を守るから!」 そう、力強く宣言する。 目の前の少女が、決して聞き逃すことのないように。 「だから、俺を、信じてくれ」 少女の瞳が、動く。 そして―――ゆっくりと、少女は頷いた。 よかった、分かってくれた。 それが、何より嬉しかった。 安堵のあまり胸をなでおろす。本当に、良かった。 「……だから、君の名前を教えて」 圭一が、そこまで口にした時。 どこからともなく、甲高い銃声が響き――― それは、圭一の左胸を綺麗に貫いていた。 何が起こったのかも分からないまま、彼はそのままあっさりと―――絶命した。 彼は、数々の奇跡を起こしてきた。 それは、『魔女』にすら力を与え、歓喜させるほどに。 しかし残念ながら―――それが、殺し合いの場においては起こせなかった。 ただ、それだけの話だ。 【前原圭一@ひぐらしのなく頃に 死亡】 ※ 「……まず、一人」 霧島翔子は、ぽつりとそう呟き銃を下ろした。 かたかたと、右手が震えていた。 彼女は、あの場に集められた時、すぐに気付いた。 彼女は、自分の安否より、あの女の話より、知らない男の首が飛んだことより、ずっと一点を見つめていたのだ。 ―――坂本雄二が、いる。 翔子は、ここに自分だけでなく、彼女の最愛の恋人―――否、『未来の夫』である雄二がいることを知っていた。見間違えるなど、学年一位の天才としても、恋する一人の乙女としてもありえなかった。 大切な雄二が。 雄二までもが、こんな殺し合いなんかに巻き込まれている。 ―――生き残れるのは、たった一人。 ―――まあ、最終的に2人生き残ったのなら、2人くらいなら生還させてやってもまあ、いいけどな。 そんな主催の言葉を聞いた翔子の答えは、1つだった。 早くこんなところから帰る―――もちろん、雄二と一緒に。 向こうに帰らなければ、彼と結婚することができないのだから。 「……他の人には悪いけど」 翔子とて、優等生であることとやや愛情が深すぎることを除いては、ただの高校生だ。人殺しなどしたことはないし、できればしたくはない。 今だって落ち着いているように見えるが、内心はかなり動揺しているしショックを受けている。 しかし、雄二と自分の将来のためには、多少の犠牲はやむをえない。……こんな状況ならば、尚更だ。 345 :彼と彼女と彼女の事情 ◆FqMKkvAsCA :2010/03/25(木) 23 03 58 ID TiRX/zYE 「……雄二を探す」 当面の目的は、何があっても彼を探すことだ。 雄二は喧嘩も強いし、そこらへんの男に負けるとは思えない。しかし、やはり万が一がありえないとも言い切れないし―――第一、他の女と一緒にいられても、嫌だ。 というより八割がた、『雄二が浮気していたら許さない』という感情だった。 「……ごめんなさい」 最後に、軽く少年へと頭を下げて。 翔子は、愛のために修羅になる道を歩み始めたのだった。 だから、翔子は気付いていない。 圭一がちょうど、覆い隠していたそのすぐ前に。 一人の、夢と現実をさまよう少女が生きていたことにも。 【霧島翔子@バカとテストと召喚獣】 【状態】健康、精神的ショック(小) 【所持品】金蔵の銃@うみねこのなく頃に、ディパック一式 【スタンス】マーダー(奉仕) 【基本方針】雄二を生き残らせるため人を殺す。本当は…… ※参加時期は少なくとも3、5巻『俺と翔子と如月ハイランド』以降。 【金蔵の銃@うみねこのなく頃に】 六軒島の主、右代宮金蔵のコレクションの1つ。殺人事件が起こるたび、大人達が金蔵の書斎から持ち出してくる。デザインは高級そうで重量もありそうに見えるが、本編的におそらく女性でも難なく扱える。銃弾を食らいたい奴は前に出ろよおおおお!のあれ。 ※ 兄さんのことを思い出した。 あれは本当に夢だったの? そう少しでも考えると怖くなって、私は思わず叫んでいた。 夢なのかと思ったのに怖いなんて変な話だけど―――自分でもなんで突然兄さんなんて言い出したのか分からなかったんだ。 本当に、これは夢なの? そうだとしたらどうして、今私は怯えているの? そうしたら、知らない黒髪の男の子が私に落ち着け、って言ってくれて。 救われた気分だった。ああ、この人は私を助けてくれる、って。 本当は、そう、私だって分かっていたんだ。 これが夢なんかじゃなくて―――現実だって。 兄さんの首が飛ばされたのを見たときは、夢だって思っていたけれど。 でも本当はあんな夢があるはずないって知っていた。 これは現実……認めたくないけど、現実だとしたら。 じゃあ、私はどうすればいいの?どうしたらいいの? 兄さんが死んだのに、私はどうすればいいのよ! この男の子は、私にそれを教えてくれるのかな、と思って。 だから私は、彼の話を聞くことにして――― そうしたら、おかしいの。 男の子が突然、頭から血を流して倒れちゃって。 ……ゆすっても、何も言わなくなってしまった。 この男の子は、どうして寝ちゃったの? ………………死んじゃったの? どうして?どうしてなの?どうしてどうしてどうして? だって、兄さんも死んで、今度はこの子も? 私と会ったから?私と知り合ってしまったから?何それ、私のせいなの!? そんなはずない。 そう思うのに、思うのに。 もう、―――何をすればいいのか、分からない。 私はこれから、どうすればいいの……? 今は、もう叫ぶ力もないや。 誰か、教えてくれるかなあ? これから、私がどうすればいいのか。 ここがどこで―――何をすればいいのか、どうしたら救われるのか―――誰かに教えてほしい。 誰でもいい。リンちゃん、レン君、ルカさん、メイコ姉さん、……マスター。 「…………だれか、」 誰か、助けて。 私に教えて。 私がどうすればいいのか。 私を、助けて。 【初音ミク@VOCALOID】 【状態】健康、精神的ショック(大)、虚ろ 【所持品】??? 【スタンス】??? 【基本方針】私はどうすればいいの?誰か助けて……
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彼女の思索 ハロルドは立ち止まり、わずかに顔を上向けた。 聞こえてくるのは女性の声。 拡声器を用いたファラ・エルステッドの必死の呼びかけだった。 ハロルドのいた地点――G3の平原――はC3と直線距離にあり、その音量は内容を聞きとるには十分だった。 しかし内容を聞かないまでも、あの切羽詰った声。呼びかけの意図は想像するに難くない。 「……あちゃぁ」 思わずうめき、ハロルドはごそごそと地図をとりだした。 彼女が目指すF7の森林地帯は、地理的にシースリの村と真逆にあたる。 (今さら目的地を変えたって――) ハロルドはうなる。 事態はハロルドにとって思わしくない向きに進んでいるようだった。 マグニスたちへの復讐。それに関係しないことにはかかわらない。 そう決めているハロルドだが、このファラの呼びかけは大いに関係があったのだ。 (『ターゲット』がどこにいるかがモンダイなのよね…) 吐いて捨てるほど忌々しい脳みそ筋肉=マグニスと、陰湿な青ワカメ=バルバトスを思いおこす。 ジーニアスを死に至らしめた、殺しを楽しんでいるのが明白なあの二人。 計画性をもって行動しているかも疑わしい彼らが、あの後どちらの方角に向かったのか。 一応、「北上したのではないか」と目算はつけていたハロルドだったが、それも、絶対ではなかった。 なにしろ一時は気を失っていた上、崩落で分断された洞窟では満足な調査もできなかった。 だからこそ罠をしかけるに都合のいい場所に行き、その後、標的をおびき寄せようとしたのだが……。 (こんな呼びかけ、あいつらの絶好のエサじゃない!) ぎりっ、と奥歯をかみ締める。 だいたい拡声器で寄ってくるのは、血に飢えたハイエナか、さもなくばバカがつくほどのお人よしだ。 殺し合いに乗る気もなく、かつ思慮深い人間は近寄らない。 そしてバカを見るのは、バカがつくほどのお人よしの方だった。 そんなバカが死ぬさまを見たくないから、彼女はあの殺戮者どもを屠ることに決めたのだ。 芝居までしてスタンを追い払ったのも彼を巻き込まないがためである。 だというのに。 たとえ今からシースリ村に向かったとしても。 (間に合わない……?) ハロルドが絶望にとらわれかけたとき、北の空が白く瞬いた。 巨大なエネルギーを感じたハロルドはそちらを向いた。 イーツ城が消し飛んだこと。 そこに彼女の復讐対象が骸となって転がっていること。 どちらの事実も黒々とした森の影が覆い隠し、ハロルドが感知することはなかった。 だが、何の因果か。 とある天使の命を賭した閃光が、ハロルドに思い出させたのだ。 科学者としての自分を。新たな発見に至った瞬間の、脳髄に走る、閃光を。 そういえば。 ――天才ハロルドを出し抜くことはできない。たとえ、ミクトランであろうと―― そう宣言したのは彼女自身であった。 「ふふ……アハハ……!」 ハロルドは笑う。 まんまと出し抜かれているではないか。稀代の科学者ハロルド・ベルセリオスともあろうものが! うっかりミクトランのお膳立てに乗るところだった。 (私としたことが。復讐するにしたって、殺すぐらいじゃ生ぬるいってもんなのよ、実際) 凶悪な形相でハロルドは天を仰ぐ。 盗聴しているストーカー男が、ついに彼女が狂ったものとみなしてくれるなら好都合だった。 (――さて) 周囲を確認して近くの茂みに腰を落ち着けてから、ハロルドは地図を広げた。 基本方針は変わらない。 F7森林部に向かい、罠をしかける。しばらくはマーダー…つまり殺し合いに乗ったふりをして、単独行動をとる。 しかし、マグニスとバルバトスをすぐさま罠にかけて殺すような真似はしない。 罠の発動は、最後の最後。 生存者の安全を確保した上で、彼女の華麗な罠で共倒れになってもらう。 (おびきよせる方法も『声』のおかげで思いついたことだし) 『アレ』をうまく利用すればいい。 使い方によってはミクトランすら出し抜けるかもしれない。 首輪と同じだ。状況を監視せざるを得ない主催者、その裏を突くことができれば――。 唯一気がかりな点は、最悪の場合起こるであろうシースリの村での大量虐殺だった。 カイルやスタン、ミントの顔が思い浮かぶ。 お人よしの彼らはシースリの村に向かうだろうか? 知らず知らずハロルドの表情は沈む。そう簡単には死なないことを祈るしかなかった。 どちらにせよ状況を確認するため、いずれはハロルド自身もシースリの村に向かう必要があるだろう。 次に。 ハロルドは首筋をなでて、冷たい感触に顔をしかめた。 かねてからの優先事項だった首輪の調査。これも即急に進めたいところだった。 さすがに己の首輪で試すつもりはない。 だが、この首輪の能力を考えれば、他人――死者のものであろうが、簡単に「データ採取完了」できるとも思えない。 なにぶん盗聴されているおそれがあるのだから。 しかし、これについての対処法も考えがないわけではない。 演技するのだ。ミクトランまでもだますほど巧妙に。 ただ、役者ではないので、できるだけ御免こうむりたい方法ではあった。 (まったく…) ハロルドは暗く笑う。 マグニスにバルバトス。罠に、シースリの村に、首輪。 仲間も助手も下僕もいないのに、何故こうもやることが山積みなのだろう。 イクシフォスラーとはいかないまでも、もう少し便利な移動手段があればいいのに…。 もっとも、ないものねだりをしても仕方がない。 天才は天才であるがゆえに休む暇もないのだから。 (ま、ひとつひとつ消化していくかっ) 地図をしまいこむとハロルドは立ち上がり、東に向かって歩き始めた。 ――彼女はやがて、進行方向からもうもうと立ちのぼる漆黒の煙を目撃することになる。 【ハロルド 生存確認】 状態:全身に軽い火傷 擦り傷 冷徹な復讐心 所持品:短剣 実験サンプル(燃える草微量以外詳細不明) 釣り糸 現在位置:G3平原 基本行動方針:迂闊なことは言わない 単独行動(たとえ仲間に出会ってもマーダーの振りをして追い払う) 第一行動方針:F7の森林地帯に移動して状況を把握、その後罠を仕掛ける 第二行動方針:首輪のことを調べる 第三行動方針:C3地点の動向を探る 第四行動方針:マーダー(マグニスたち)の始末 前 次
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彼女の夢 「私は毎日あの人に会いに往くの 私以外には誰も来なくなったけどいいわ 私は貴方が好きなのだから…」 私達の楽園 → 其処は私達がいる世界 辺境の村には二人の恋人 → 其処には私達が 朝焼けが照らす道...朝日が私達を導く… 貴方の眠る場所...愛が私を焦れさせる… 「嗚呼...私の愛しい――」 僕達の楽園 → 其処は僕達がいる世界 辺境の村には二人の思い人 → 其処には僕達が 彼女の濡れた道...愛が僕達を導く… 君の眠る秘所...望が僕を焦らせる… 「嗚呼…僕の愛しい――」 「私は幸せよ...こんなにも優しい彼が一緒に居てくれるから… 嗚呼...私は彼ともっと一緒にいたい...どうすればいいのかしら… そうダ...彼はワタシノモノニナッテモラオウ…!」 私の楽園 → 其処は貴方がいる世界 荒れ果てた野には一つの石 → 其処には貴方が 夕焼けが照らす道...夕日が私を導く… 貴方の眠る墓所...腐臭が私を遠ざける… 「ネェ...貴方ハ変ワッテシマッタノ?」 私の楽園 → 其処はワタシのいない世界 辺境の村には一人の娘 → 其処にはワタシが 月光が照らす道...月が私を導く… 貴方の眠る墓所...思い出が私を急がせる… 「ネェ...私ハ変ワッテシマッタノ?」 「とある辺境の村でとても奇怪な出来事が起きた… それは一人の男に始まり...男の家族...友人...強いては村人ほぼ全員が殺されてしまったという… 我々は...その奇怪な事件の真相を知る為辺境の村へと出向いた…」 緋色に染まる道...血が我々を導く… 彼女のいる場所...危機が我々を急がせる… 世界の楽園 → 其処はワタシのいない世界 朽ち果てた大地にはたくさんの石 → 其処には私達が 「我々は...唯一生き残っていた『彼女』が村人を殺したのだと悟った… 彼女の眼は恐ろしく...数多の戦争を生き抜いた武士までもが恐怖した… 我々が到着した頃には既に...彼女は...コワレテいたのだ… 悲しげな表情(カオ)をした彼女は言った…」 「アナタタチモ――オナジナノ?」 「ワタシハマイニチアノヒトニアエルノ コナクナッタ人タチモそこにハイタワ 私はイマ...とても幸セよ……」